「絹いもや」で甘～い焼き芋に舌鼓

とろとろの蜜がたっぷりの焼き芋が自慢の「絹いもや」。新潟市北区葛塚などで営業していた実店舗は惜しまれつつ閉店したものの、2022年に移動販売できる“フードトラック”で復活しました。いわゆるキッチンカーですが、トラックなので大きく、中に入って商品を購入できるのが特徴。中が見えるガラス張りで入りやすいです。老舗の「割烹大倉屋」の駐車場で、金～日曜限定で営業しています（イベント出店日を除く）。

営むのは大倉屋の店主。「割烹の店主がなぜ焼き芋を？」と思う人もいるかもしれませんが、その理由は食材で使っている“しるきーも”にあります。しるきーもは新潟市北区で栽培された「シルクスイート」の愛称で、シルクのようになめらかなサツマイモ。でも、せっかくおいしいサツマイモがあっても、誰も知らなかったら意味がありません。絹いもやを通してこのサツマイモを知ってもらい、特産品として広めることで地域の活性化を図るために、また、生まれ育った地域への恩返しの気持ちも込めて運営しています。

商品は全てテイクアウト販売。自慢の焼き芋はなめらかな食感で、上品な甘みが口いっぱいに広がります。焼き芋のシーズンは11月から始まります。焼き芋にした後、香ばしく揚げた「揚げいも」も好評。カリッとした食感がアクセントになっています。このほか、しるきーもの特長を生かした商品もいっぱい。割烹が営んでいるので、食べごたえのある丼、彩り豊かなサラダといった、季節の弁当・惣菜などが登場することもあります。（内容変更や出店情報はインスタグラムにてご確認ください。）