ひときわ目を引く水色の店内。「越後まつだい里山食堂」は、それ自体がアート作品です。作者はフランス・パリのエコール・デ・ボザールの教授だったジャン・リュック=ヴィルムート氏。作品名は「カフェ・ルフレ」。ルフレとはフランス語で「反射・反映」の意味。作品製作にあたって、100台ほどのインスタントカメラを住民に用意し、自宅の窓からの風景撮影を依頼。そして、天井にデザインされた4つの円形照明を利用して、1年に及んで撮影された窓からの風景を四季に分けて設置することで、鏡面の天板をもつテーブルに四季の風景が映し出されるというもの。さらに一面のガラス張りの窓からも棚田や彫刻作品が。目の前に広がる季節とアート作品を眺めながら米や野菜・山菜などまつだいの恵みともいえる自然が満喫できます。



Photo:Yanagi Ayumi



「越後まつだい里山食堂」といえば、やっぱり里山料理。地元生産者の育てた滋味あふれる野菜や、越後妻有の豊かな自然が育む山菜をたっぷり使用した料理の数々を楽しめます。平日は、旬の食材を使用した惣菜の盛り合わせと棚田米のごはん、汁物、甘味がセットになった「里山ごはん」、オリジナルスパイスを使用した「里山カレー」やおむすびセットなど。土・日・祝日は、郷土の味や家庭料理にアレンジを加えた約20種類のメニューが並ぶ「里山ビュッフェ」を。アートな空間で、里山の恵みをいただくひと時は、ココロもカラダも満たされます。ティータイムには、自然素材や旬の恵みをいかした季節のドリンク・スイーツも。ぜひお楽しみに!



Photo:Yanagi Ayumi



「越後まつだい里山食堂」のあるまつだい「農舞台」は、「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設。食、イベント、体験などのプログラムを通して、松代の雪国農耕文化を体感できるフィールドミュージアムです。さらに、オランダの建築家グループMVRDVが設計した建物は、建物や部屋それ自体が、複数の作家がデザインしたアート作品になっています。建物内には、床も天井もすべて黒板になっている「関係-黒板の教室」(河口龍夫)や、星が瞬く里山の夜空のような円形の囲炉裏の部屋「火の周り.砂漠の中」(ファブリス・イベール)など、おもしろい仕掛けがいろいろ。イリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」を一望する展望台も見逃せません。



Photo:Nakamura Osamu


Photo:ANZAÏ



この春は、まつだいで、アート鑑賞やお料理で、自然の魅力を味わってみませんか?お出かけの際は、ダイハツ十日町店でお気に入りの春(クルマ)を見つけてくださいね。




―――詳細―――


アートと風景と食を楽しむ
越後まつだい里山食堂

■住所:新潟県十日町市松代3743-1 まつだい「農舞台」2F

■TEL:025-594-7181(越後まつだい里山食堂 直通)

■営業時間:10:00~17:00 L.O.16:30、ランチ11:00~14:00
※芸術祭会期中(2022年4月29日~11月13日)は、営業時間の変更あり

■定休日:火・水曜日


―――最寄りの店舗情報―――


ダイハツ十日町店