

佐渡ヶ島小木湾内にある「たらい舟 力屋観光汽船」では、編笠に着物姿の女船頭さんが漕ぐ、佐渡名物のたらい舟に乗ることができます。
たらい舟は江戸後期から明治にかけて、岩礁や入江の多い佐渡で、わかめや鮑、サザエなどを採るための“磯ねぎ漁”に使われてきた小舟。
そのころが偲ばれる佐渡の風情をたっぷり味わうことができ、今や人気のアトラクションとなっています。

3名(子どもは4名)まで乗船可能というたらい舟は、小木湾内をのんびり遊湾でき、まるで海の上を散歩しているよう。
女船頭さんの代わりに舟を櫂で漕ぐこともでき、舟がくるくると周って操作に苦戦する人も多いとか。
友人や家族と一緒に腕比べをするのも楽しい経験です。


湾内では10分ほどの遊覧のうちに、たらい舟から多くの海の生き物を確認することもできます。
フグの稚魚や鯛、海の底のナマコ、くらげなど、説明しながら舟を操る女船頭さんとのふれあいも、楽しみのひとつ。
雨や雪の日も出航するとのことで、穏やかな湾内で安全に、海のレジャーを満喫できるでしょう。


たらい舟のほかに、こちらではモーターボートでの島めぐりも体験可能!
海の上を疾走し、ときおり水面をジャンプする船はスリル満点で、コバルトブルーの日本海を眺めながら、潮風を心地よく感じることができます。
モーターボートでは佐渡最大の溶岩洞窟であり、佐渡版「青の洞窟」とも呼ばれる竜王洞(琴浦洞窟)へ訪れることができ、美しい青色の“佐渡ブルー”に目を奪われる人も大勢。
天気のよい日にはより輝いて見えるため、晴れている時にはぜひおすすめです。
また、エメラルド色の虫谷の入江も島めぐりの人気スポット。
緑豊かで妖精でもいそうな静かな入江は、地元の人にしか知られていないこともあり、避暑地にも抜群のロケーションです。
モーターボートでは、名勝の矢島・経島をつなぐ、小さな赤い太鼓橋の下をくぐることもあるので、少しびっくりするかも!
周りには、たらい舟が浮かんでいる時があり、レジャー客同士で笑顔も増えそうです。
待合所では土産品が販売されており、小木名産のながも・もずく・わかめ・一夜干しなどが取り揃えられています。
食堂にはながもうどんなど、他では見られないメニューも。
乗船を待つ間も乗船のあとも、ゆっくりと楽しんで過ごすことができそうです。
―――詳細―――
「たらい舟 力屋観光汽船」
住所:〒952-0604 新潟県佐渡市小木町184
電話番号:0259-86-3153
営業時間:
【たらい舟】
3月1日~8月10日 8:30〜17:00 / 8月11日〜8月15日 8:00〜17:00 /
8月16日〜10月25日 8:30〜17:00 / 10月26日〜11月25日 8:30〜16:30 /
11月26日〜2月28日 9:00〜16:00
【モーターボート】
3月20頃~11月20日頃 8:30~16:30
※3月20日頃〜4月28日までは要予約
定休日:
【たらい舟】なし
【モーターボート】11月21日頃〜3月19日頃(※変動あり)
駐車場:あり
HP:http://park19.wakwak.com/~rikiyakankou/
※詳しい施設さまの情報は、施設さまのHPやSNSよりご確認ください。
―――最寄りの店舗情報―――